現役ホーチミンインターン生がリアルを語るの巻
↑これベトナムじゃないです。
どうもしょまです。
最近家にアリが大量発生し、駆除が終わったら今度水が止まり、水の修理したらWiFi止まり、Wifi直したらまた水止まり、最終的に毎日水シャワーに落ち着きました。なんか色々ありすぎて水出るのめっちゃありがたいのですが冷静に寒いです。
ベトナムではたまにあるのかな〜と思ってたら普通に会社のベトナム人にMiserable!!!(哀れすぎワロタ)って言われました。
で、
前回の記事(下)に書いた通り、かなり適当にインターンに参加することになってしまったわたし。
インターンで何をしているの?実際のところどうなの?と、気になった皆さんのために、重い腰を鎮座させたままリアルなところを書きます。
ついでに最近判明したのですが、気づいたらホーチミンにいるインターン生の中で恐らく一番の古株になっていました。なんてこった。全然嬉しくない。
こんなことやってます
わたしのインターン先は、ITのベンチャー企業。主にオフショア開発を行っています。
オフショア開発とはシステム開発などを海外の企業に委託することです。日本で開発を行うより、安く開発できるし、エンジニアの数も多いしということで結構メジャーになりつつあるみたいです。勉強になりますね。
そんな感じの会社で、わたしが主に担当しているのは以下の6つ。
1.ディレクション
2.品質管理
3.広報
4.日本語教室の開催
5.HP制作
6.その他雑務
基本的には、お客様が日本人、エンジニアがベトナム人になるのでそこの間に立つ役割として働かせていただいています。
ステキな感じに言い換えると、「架け橋」です。
めちゃめちゃ雑に大体の流れを説明すると
お客様からの要望→ベトナム人エンジニアに確認、実装
ベトナム人エンジニアから質問→お客様に確認
など。
まずい、全然魅力に感じないどうしよう。
実際にはこのフローの中に酸いも甘いもいろいろ詰まっています。(雑)
ベトナムでインターンをするメリット
①裁量権が大きい
これはわたしに限らず他の会社でインターンしている人もみんな口を揃えて言います。多分ベトナムのインターンで雑用だけやらされている人はいないのではと。これは発展途上国ならではのメリットです。
基本的にベトナムにある日系企業は日本人が足りていないゆえ、大学生のインターンであろうと、初心者であろうと裁量権の大きい仕事を任せてもらえます。
IT初心者にそんなの任せていいんですか・・・みたいに不安になるような仕事もさせてもらえます。毎回不安です。でもやるとなったらやるしかないので、自分で調べたり他の人に相談したりして切り開く力がついたように思います。またその道のプロの方が近くにいて、きちんとフィードバックをくれるのでとても勉強になります。
②色んな人と会える
日本人の絶対数が少ないので、日本人というだけで色んな人に会って話すことができます。できる、らしいです。が、わたしは隠れコミュ症なのであまり会えていません(反省)
でもこちらで出会った人たちのおかげで、横浜と横須賀の間で深夜徘徊する大学生活をしていたわたしの狭すぎる視野は格段に広がりました。
特にベトナムに来ている大学生とは距離が近く、よくご飯を食べたり、飲みに行ったりで話す機会がたくさんあります。本当に色んな人がいます。失礼ながら基本的にワケありばっかりです。
ベトナム語勉強しながらインターンしながら日本食を世界に伝える活動をする人、大手商社の内定を蹴ってインターンに参加した人、理系なのにベトナム語留学をしていてサッカーコーチまでやっている人、日本語学習中のベトナム人界隈で超有名な講座を主催する人、妹とタメの女の子(これはマジで勘弁してほしい)、お酒の大好き具合が度を超え、ついにビールをホッピー栽培から始めてしまう人など・・・
とにかく色んな学生に出会いました。
ベーシックな英語圏でなく、ベトナムを選んだ学生というのはみんな目的意識がきちんとしていると思います。みんな現状に何か疑問を感じ、考え悩んだ末にベトナムを選択しているので尊敬できる人ばかりです。
でもそれにしても、若干、みんなクレイジーがすぎる。
③勢いがすごい
ベトナム経済は今乗りに乗っているので全体的に活力があります。若い人がとても多く、エネルギッシュな国です。
若い人たちはみんな希望に満ち溢れてて目がキラキラしている気がします。死んだ魚の目をしながら満員電車乗っているおっさん的な人が全然いません(?)おっさんは朝っぱらからコーヒー屋で女の話に花を咲かせています。
とにかく雰囲気があったかいです。会社も絶賛成長中なので面白いです。わたしのインターン先は半年前に30人くらいのスタッフだったのに、今は50人を超えました。ユン3人、フック2人、フイ3人と名前かぶり事件が頻発しています。
社長が名言を言っていました。
「日本にはなんでもあるけど、もう夢がない。ベトナムにはなんにもないけど、夢だけはある。」
日本に夢がないわけではないけど、ベトナムの方がはるかに夢と希望に満ち溢れているのかな〜と確かに思います。
デメリット
①英語が変になる
わたしは英語は別に全然できないわけではないけど、英語できます!!!(かきあげロング)なレベルではまっったくありません。
というわけで業務での英語も搾り出しながら頑張っている感じです。
しかし、ベトナムに来たばかりの頃はきちんとした英語を話そうと努力していましたが、段々「もっとシンプルに話した方が明らかに伝わりやすいのでは・・・」ということに気づきました。気づいてしまいました。
無駄にWouldとはCouldとが丁寧っぽい言葉は、いらなくないか?と思ってしまったのです。
だって日本人だって、WouldをWillにされたからってムッとしないでしょ?かきあげロング的には「What ? コイツど素人ね f**k!」ってなるかもしれませんが、(偏見がすごい) 基本的にそこに大きな違いってないのではと思って。
敬意がないとかそういうことではなく。
遠回しに言うよりダイレクトにシンプルに言った方がネイティブじゃない同士では伝わりやすいのではという。
なのでこの調子でネイティブの人と話すと相当失礼なやつになってしまってると思います。
さらに発音が完全にベトナム訛りになっています。ベトナム人の英語は最後の子音を発音しません。mapはマッで終わり。最近わたしもそういう発音になってしまいました。やばいなーと思いながら毎日ユートゥッ(Youtube)とか、フェイボッ(Facebook)とか言いまくってます。
②もしインターン先で問題が起きても見えにくい
これに関してはわたしのことでは全くありませんが、他のインターン生でパワハラと思える行為を受けている子がいました。日本でも問題があるので決してベトナムだから見えずらい、という訳ではありませんが、どうしてもコミュニティが狭いので問題を表に出しづらい気はします。
ちょっと難しい問題なのでこれはこれ以上書かないでおきます。重いわ。頑張ってください。
③水シャワー
は、寒い
(多分我が家だけです)
参加してよかったか?そしてこれから
結論から言うと、私はめっちゃ参加してよかったなって思っています。
でもそれは向き不向きもあったり、インターン先と合うかどうかも人によります。なので海外インターン絶対参加した方がいいよ!!とは言いません。
でも、迷っているなら参加した方がいいんじゃないの〜〜〜?とわたしは思います。
インターンって留学と違ってお金があんまりかからないし。 もうリスクなんてないようなもん。
ベトナムは住みやすさもピカイチだし、治安もいいし、もう、リスクなんてない。(責任は一切負いかるけどね!!)
インターンだけではなく、どこかに踏み出すかどうか迷っているなら行った方が絶対にいいと思います。大学の友達とか家族の目とかそんなものはどうでもいいから。反対されても、する意味なくない?とか言われても結局は応援してくれるので大丈夫です。
日本に帰ったらそういう悩める人を応援する活動したいなーって思ってます。トビタテとか取る本当に優秀で考え方とかもはや完成されちゃってるタイプの学生じゃなくて、なんかもやもやしててどうしていいか分からず悩んでたら結局今日も夜になって、結局今日も流れで鳥貴族行っちゃうみたいな、そんな人たち。
とか言いつつ、帰国したら宮城の冬が寒すぎてしばらく動けない気がしてならない。
今回も読んでくれてどうもありがとうございました!見てるよ〜とか面白いね!とか言ってもらえて毎度めっちゃ嬉しいです。褒めて伸びるタイプなので多分伸びちゃいます。
では、ヘンガップライね〜